Hej ! スウェーデン在住ママブロガー、micco(みっこ)が綴るStockholm Logです。
クリスマスイブですね!!スウェーデンでは、夏休みが終わるとクリスマスを楽しみに過ごす人が圧倒的に多いです。それもそのはずです。秋から冬にかけては一日中スッキリしないどんよりとした日々が続き、変わり映えのない毎日となります。
特に今年は、私もスウェーデンの人々同じく、クリスマスを楽しみに過ごしてきました。クリスマスまではアドベントキャンドルやデコレーションなどを家に飾ったり、イルミネーションを見たりするととっても気分が盛り上がります。スウェーデンのクリスマスイルミネーションやデコレーションは、シンプルで控え目ですが、それはそれでスウェーデンの街中とクリスマスの厳かな雰囲気がマッチしていて素敵だなと思います。
さてさて、先日、楽しいクリスマスを前に、下の子と私の2人が風邪で寝込みました・・・。スウェーデンでもこの時期、様々な風邪が流行します。娘がかかったのが、嘔吐熱。そして、私もそれをもらったのでしょう。嘔吐はなかったものの高熱で苦しみました。
そんな時、友達が前にKRYというドクターアプリがあると話していたのを思い出し、私も初めてお世話になりました。このアプリ、とても便利で素晴らしかったのです!!
KRYホームページはこちら。
病院に行かずともアプリを使用することで、お医者さんの診察を受け、処方箋が受け取れるのです。スマホやタブレットでKRYアプリをダウンロードし、ビデオ電話にてお医者さんの診察を受けるというもの。
スウェーデン国内でこのアプリを利用している人は100,000人いると言われ、お医者さんが対応している言語は20カ国語ほどあるようです。残念ながら日本語はありませんでしたが、アプリ自体は英語なので、スウェーデン語が苦手な私にはとってもハードルが低い!!
登録ドクターは200人以上で、診療項目も多岐に渡っています。熱、咳などの風邪や結膜炎などの感染症、ニキビなどの皮膚科治療、胃腸系、心療内科、アレルギー、喘息などなど。
利用料金はスウェーデン国内の医療システムと同様。子供は、無料。大人は250krかかります。
オープン時間は毎日6:00〜24:00。いつでもお医者さんに診てもらえるようです。
・待ち時間が長い
・診てもらいたい時に診てもらえない
・病院がオープンしている時間が午前中のみ
・予約ができてもの受付時間が朝の1時間のみ(しかもスウェーデン語の自動音声!!)
・診察は超スピーディーで薬は市販薬を勧められた(医者にわざわざ診てもらわなくても良かった??)
などなど。急病で病院に行ったら、診てもらえるまでに6時間以上も待ったなどもよく聞く話。体調が辛いのに、氷点下の中、病院に行って・・・挙句待ちに待った診察はそこまで大したことがないのであれば、人々は自然と病院から遠のきます。
KRYは、自宅で簡単に診てもらえ、時間予約も待ち時間も予測可能となれば、人々にとって重宝されるというわけです。特に、小さい子供がいる人にとっては病院に連れて行くという手間が省けるだけでもかなり助かりますよね。
②BankIDでサインインする。(自分の子供の診療も自分のBankIDでサインインします。)
BankIDはスウェーデンの電子個人認証システム。銀行口座を保有すると付与されるIDで、スウェーデンではパーソナルナンバーを保有した上で身分証明ができないと銀行口座が作れません。そのため、BankIDがある=身元が確認できるということになります。またスウェーデンでは全医療期間で電子カルテが使用されているので、パーソナルナンバーでこれまでの既往歴なども瞬時に照会できるのです。
③病気の症状や体質などについての質問に答え、時間予約をするか順番待ちかを選択
順番待ちの場合、待ち時間の目安表示されているのでそれを参考にできます。
④順番が回ってきたらドクターからビデオ電話がかかってくる。
⑤診察は病気の場合は15分、セラピーの場合は30分
と利用方法はいたってシンプルです。
・ビデオ電話で全てことが足りた!
・処方箋も出してもらえた!
・英語で問題なく診察可能!
・氷点下の中、病院に行く必要がなかった!(これすごく大事!!)
・アプリが簡単で使いやすい!!IT音痴の私でもすぐに利用可能!!
スウェーデンでは処方箋も電子化されているので、どこの薬局でも受け取り可能です。しかも、最近では処方薬でも無料でデリバリーしてもらえる薬局サービス(apotea.se)もあるので、私はこの無料デリバリーサービスを利用し、薬を受け取りました。(急を要する場合は、自分で薬局に取りに行った方が早いです!)
スウェーデンは、2025年までにE-healthの分野で世界トップの国になることを目標としているそうです。
様々な分野でIT化やデジタル化が進むスウェーデン。お医者さんによる診察までがデジタルで可能とは、スウェーデンらしいアイデアです。実際にきちんとした診断をしてくれるか不安はありましたが、ひとまず、満足が行く診察を受けることができました。スウェーデンでは医者に診てもらうのはかなり大変なことで、急病の時はどうしようかと常日頃不安がありました。しかし、このアプリを使えばそんなにハードルが高いことではないと実感しました。
最後まで読んで下さってありがとうございました!良いクリスマスをお過ごし下さい!
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クリスマスイブですね!!スウェーデンでは、夏休みが終わるとクリスマスを楽しみに過ごす人が圧倒的に多いです。それもそのはずです。秋から冬にかけては一日中スッキリしないどんよりとした日々が続き、変わり映えのない毎日となります。
特に今年は、私もスウェーデンの人々同じく、クリスマスを楽しみに過ごしてきました。クリスマスまではアドベントキャンドルやデコレーションなどを家に飾ったり、イルミネーションを見たりするととっても気分が盛り上がります。スウェーデンのクリスマスイルミネーションやデコレーションは、シンプルで控え目ですが、それはそれでスウェーデンの街中とクリスマスの厳かな雰囲気がマッチしていて素敵だなと思います。
さてさて、先日、楽しいクリスマスを前に、下の子と私の2人が風邪で寝込みました・・・。スウェーデンでもこの時期、様々な風邪が流行します。娘がかかったのが、嘔吐熱。そして、私もそれをもらったのでしょう。嘔吐はなかったものの高熱で苦しみました。
そんな時、友達が前にKRYというドクターアプリがあると話していたのを思い出し、私も初めてお世話になりました。このアプリ、とても便利で素晴らしかったのです!!
1.KRYって何?
KRYは2014年に設立されたスウェーデンのストックホルムでスタートしたデジタルメディカルセンター。KRYホームページはこちら。
病院に行かずともアプリを使用することで、お医者さんの診察を受け、処方箋が受け取れるのです。スマホやタブレットでKRYアプリをダウンロードし、ビデオ電話にてお医者さんの診察を受けるというもの。
スウェーデン国内でこのアプリを利用している人は100,000人いると言われ、お医者さんが対応している言語は20カ国語ほどあるようです。残念ながら日本語はありませんでしたが、アプリ自体は英語なので、スウェーデン語が苦手な私にはとってもハードルが低い!!
登録ドクターは200人以上で、診療項目も多岐に渡っています。熱、咳などの風邪や結膜炎などの感染症、ニキビなどの皮膚科治療、胃腸系、心療内科、アレルギー、喘息などなど。
利用料金はスウェーデン国内の医療システムと同様。子供は、無料。大人は250krかかります。
オープン時間は毎日6:00〜24:00。いつでもお医者さんに診てもらえるようです。
2.ドクターアプリ開発の背景にあるもの
スウェーデンでは、医者にかかるのが大変と言われています。その理由としては、・待ち時間が長い
・診てもらいたい時に診てもらえない
・病院がオープンしている時間が午前中のみ
・予約ができてもの受付時間が朝の1時間のみ(しかもスウェーデン語の自動音声!!)
・診察は超スピーディーで薬は市販薬を勧められた(医者にわざわざ診てもらわなくても良かった??)
などなど。急病で病院に行ったら、診てもらえるまでに6時間以上も待ったなどもよく聞く話。体調が辛いのに、氷点下の中、病院に行って・・・挙句待ちに待った診察はそこまで大したことがないのであれば、人々は自然と病院から遠のきます。
KRYは、自宅で簡単に診てもらえ、時間予約も待ち時間も予測可能となれば、人々にとって重宝されるというわけです。特に、小さい子供がいる人にとっては病院に連れて行くという手間が省けるだけでもかなり助かりますよね。
3.KRY利用の仕方
①アプリをダウンロードする②BankIDでサインインする。(自分の子供の診療も自分のBankIDでサインインします。)
BankIDはスウェーデンの電子個人認証システム。銀行口座を保有すると付与されるIDで、スウェーデンではパーソナルナンバーを保有した上で身分証明ができないと銀行口座が作れません。そのため、BankIDがある=身元が確認できるということになります。またスウェーデンでは全医療期間で電子カルテが使用されているので、パーソナルナンバーでこれまでの既往歴なども瞬時に照会できるのです。
③病気の症状や体質などについての質問に答え、時間予約をするか順番待ちかを選択
順番待ちの場合、待ち時間の目安表示されているのでそれを参考にできます。
④順番が回ってきたらドクターからビデオ電話がかかってくる。
⑤診察は病気の場合は15分、セラピーの場合は30分
と利用方法はいたってシンプルです。
4. 実際に利用してみました!!
私もこの手順で、子供の診察に利用してみました。感想はとても良かったです。その理由としては、・ビデオ電話で全てことが足りた!
・処方箋も出してもらえた!
・英語で問題なく診察可能!
・氷点下の中、病院に行く必要がなかった!(これすごく大事!!)
・アプリが簡単で使いやすい!!IT音痴の私でもすぐに利用可能!!
スウェーデンでは処方箋も電子化されているので、どこの薬局でも受け取り可能です。しかも、最近では処方薬でも無料でデリバリーしてもらえる薬局サービス(apotea.se)もあるので、私はこの無料デリバリーサービスを利用し、薬を受け取りました。(急を要する場合は、自分で薬局に取りに行った方が早いです!)
5. 最後に
なんとなく利用をしてみましたが、とっても便利でサービス内容も充実しています。わざわざ辛い思いをして病院に行き、長時間待つということが避けられ、自宅でお医者さんに診てもらえるので便利ですよね。スウェーデンは、2025年までにE-healthの分野で世界トップの国になることを目標としているそうです。
様々な分野でIT化やデジタル化が進むスウェーデン。お医者さんによる診察までがデジタルで可能とは、スウェーデンらしいアイデアです。実際にきちんとした診断をしてくれるか不安はありましたが、ひとまず、満足が行く診察を受けることができました。スウェーデンでは医者に診てもらうのはかなり大変なことで、急病の時はどうしようかと常日頃不安がありました。しかし、このアプリを使えばそんなにハードルが高いことではないと実感しました。
最後まで読んで下さってありがとうございました!良いクリスマスをお過ごし下さい!
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コメント
コメント一覧 (4)
stockholmlog
が
しました
KRY利用で自宅に居ながら受診出来て本当に良かったですね。
どうかお大事になさってください。
stockholmlog
が
しました