Hej ! スウェーデンに家族と移住。在住5年目のmicco(みっこ)が綴るStockholm Logです。

ブログの更新履歴を見ると、2019年4月!もうすぐ2年が経とうとしているではありませんかっ!!この2年の間、ブログのことは頭から離れなかったのですが、、、日々の生活に追われ、気付けは2年経過。おそろしやです・・・


大好きなことができなくて、自分の時間が持てない生活はいかん!


のんびり生活を求めてスウェーデンに来たのに、日々の生活に忙殺され、大事なことを忘れかけていました。自分の生活を見直し、これからまたライティング活動を復活させたいと思った次第です。ブログも気持ち新たに違うフォーマットにしてみました。今後、できる限り(でも無理せず)、アップデートを続けていきたいと思います。皆様、どうぞよろしくお願いします。←こう宣言しないとまた疎かになってしまいそうなので、宣言させて下さい!

さて、昨年度からのコロナウィルスの世界的大流行。コロナ禍スウェーデンは、色々と話題になっていますね(汗)私も日本のお友達から、「スウェーデンの生活、大丈夫??不安じゃない??」なんて、よく聞かれます。そこで、本日は、コロナ禍スウェーデンで感じたスウェーデン的価値観について、綴ってみようと思います。

1.スウェーデンのマスク事情

コロナウィルスが流行し始めて、スウェーデンはマスクをしない国、集団免疫目指してる国など、ある意味、注目を浴びていましたね。つい最近まで、街中で、マスクを着用しているスウェーデン人は、ほとんどいませんでした。一番多くの人口が集中していると言われているストックホルムでさえ、マスクは一般的ではなかったのです。元々、マスクの需要がない国なので、パンデミックが始まって、半年くらいは、マスクが市場に出ることもほとんどありませんでした。そして、マスク着用をしているのは、外国系在住者という印象でした。高齢者ケアに従事している人は、コロナが施設内で流行しだしても、しばらくは、仕事中にマスクはしていなかったと言っていました。


2.スウェーデンの行政機関のコロナ対策

コロナ対策について、政府に専門的な立場からアドバイスを与えるのが、公衆衛生庁(FoMH:国民の健康や国の衛生状況を管理する 国の行政機関)コロナ対策の組織図を作るとしたら、公衆衛生庁がトップに立ち、その下に政府、そしてその下に県や市町村が続くという構図です。

コロナ対策の中枢機関となる公衆衛生庁の疫学者のトップ、アンデシュ・テグネルさんは、スウェーデン国内はもちろん、海外でも随分と有名になりました。なぜなら、公衆衛生庁は毎日のように記者会見を行い、スウェーデンのコロナの最新情報を国民に発表するからです。アメリカの有名なトーク番組に、職場から自宅に帰るコミュートの途中で、テレビに中継で参加したこともありました。(なんとフットワークが軽い!)そして、何も臆することなく英語で堂々と自論を展開してました。(話が逸れました・・・・)

そうです。マスクについて。去年まで、一貫して、公衆衛生庁は、マスクの効果を否定していました。現在でも、公衆衛生庁は、マスクよりも、ソーシャルディスタンスをとること、少しでも風邪などの症状があるなら家から出ない、手洗いの方が有効的だというスタンス。

公衆衛生庁は、これまで、「マスクは効果はない。マスクは取ったり外したりして、余計に菌が顔に着きやすくなる。それよりもソーシャルディスタンスをとる方が大切」と言っていました。しかし、去年末に、王立 スウェーデンアカデミーが、マスクの効果について有効性を認めた研究結果を発表したところ、公衆衛生庁では、しぶしぶ(←記者会見・ニュースなどでずっと公衆衛生庁のアンデシュ・テグネルさんを見守って来た私が感じた率直な意見。)公共交通でだったら、マスクした方がいいんじゃない??くらいの感じで、マスクの推奨を始めました。

その理由は、ソーシャルディスタンスをとることができない、密な状況になる公共交通ではマスクの着用をした方が、良いからとのこと。でも、これは強制ではありません。あくまでも推奨です。そのため、屋内などの公共の場全てのマスクの着用については言及していません。


これを受けて、ストックホルムの公共交通では、今年の1月からラッシュアワーの際のマスクの着用が推奨されています。それでも、ラッシュアワー時だけです。人々のマスク着用率8割程度と言った印象です。

3.スウェーデン人とマスク

在住していていつも感じていたのは、WHOを始め、世界の国々でマスクの着用が義務化、もしくは推奨されているのに、なぜスウェーデンは頑なにそれを拒むのか??ということ。

私の職場のマネージャー(スウェーデン人)の声。「マスクした方がいいと思うけど、マスクしたことがないから苦しい。」あ、それですね。確かに、日本の人たちは、小さい頃から給食の時間などでマスクに慣れています。マスクをしたことがないと、そのように感じるのですね。目から鱗。

また、スウェーデンは周知の通り、個人主義、自己決定権が徹底しており、人に何かを強いるということには、特に慎重です。個人の意思を尊重という言葉通り、人に指南することはしませんし、されたところで、気分を害する人、結構いるのではと思います。マスクに関して言えば、マスクをする=行動・生理的機能の抑制となり、スウェーデンでは、人々に強いることは難しいのだと思います。スウェーデンの個人主義に関しては、奥が深いので、今度改めて、記事にできたらいいなと考えています。

ちなみに、公衆衛生庁のコロナ対策は、アドバイスや推奨 という言葉を使っているので、それに対して従うかどうか決めるのは各個人ということになります。よって、行動それぞれにかなり大きな個人差があるのは否めません。しかし、実際のところ、多くのスウェーデン人が、公衆衛生庁のアドバイスに従っているという感じです。

スウェーデン的な考え方として、「マスク=自分を守るため」という意識が強いと感じています。マスクをしていることで、自分の菌を他者へ移さない、感染を広げないという考えを理解している人は少ないのではと思っています。なぜそう感じるのか?全くの個人的な意見ですが、マスクの議論の時に、マスク着用することで感染からいかに自分を守れるかということにポイントを置き議論されていることが多い気がします。

4.コロナにかかったらオープンに言う?!

もしコロナウィルスにかかったとしたら、そのことを誰かに話しますか?

というのは、職場でのこと。私の働いているオフィスは、シェアオフィスとなっていて、複数の会社が入居しています。そこでの出来事。キッチンで、コーヒーを入れていると、いつも一緒に世間話をする女性がやって来ました。

彼女は、

「あなた達コロナにかかった?」

と私ともう1人そこにいた人に話しかけて来ました。ちょっとカジュアルなのり。ご存知の通り、スウェーデンの感染者・死亡者数は、人口比で言うなら、日本よりはるかに多いです。私の周りにもコロナにかかったという人、結構、耳にします。

彼女は続けます。

「私はかかったの!!(ドヤ顔)7日間、熱が出て苦しんだけど、でもやったーって感じ!だって抗体ができたから。コロナにかかる前に、友達4人で夕食を食べたんだけど、私を入れてそのうちの3人がコロナになっちゃった!」だそうです。。。


私→「何、このオープンさ。コロナにかかったこと、ここまでオープンに語るって、スウェーデン、ある意味、すごいな」しかも、私と一緒にいたもう1人のスウェーデン人も、彼女に対して、特に態度が変わるとか、迷惑そうにするとかそんなことも全然なし。感染して、抗体を得たことを自慢気に話すのもびっくりです。コロナ感染者に対する差別は、この国では無縁なんだと思った瞬間です。

5.最後に

日本では、スウェーデンのコロナ対策に関する様々な報道があると思います。正直、当初は不安に感じることが多々ありました。しかし、街がロックダウンしなかったこと、子供達の学校が休校にならなかったことで、私たち家族が救われたことも多くありました。外出など自粛はしていますが、ありがたいことに、感染を防ぎつつ、最低限の日常生活が送れているからです。学校が閉じなかったことで、子供達は学校で先生や友達と会い、不安になることもなく、いつもと変わらずに過ごせていいます。やはり大人も子供もおうちに籠りっきりという状況下ではストレスを感じますよね。

最後になりましたが、これ以上感染が拡大しないように、そして、事態が一刻も早く落ち着くことを願っています。そして、以前のように、人々が自由に会えて集える日々が早く戻りますように。
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         朝の通勤風景。日差しが出るようになったこの頃。春はもうすぐ!

最後まで読んで下さってありがとうございました!今日も良い一日をお過ごし下さいね!

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